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素質・センスって?

さてみなさん、世間一般でよく言われる「素質」とか「センス」とかいう言葉、これっていったい何なんでしょうね?

なんて考えたこと、ありませんか?

 

野球でもよく、「あいつは素質がある」「あいつはセンスがない」なんて使ってる人、いますよね。

で、案外その同じ選手が素晴らしいプレーをした時、「あいつは前からセンスを感じさせてた」なんて言われるんですよね。

私はいつも(へんなの。)なんて思って聞いておりますが。

じゃあそういう発言をしている人は、いったい何をもってそう決めている(あるいはそう発言している)のでしょう?

 

もちろん、誰しも持って生まれたものってあります。何も努力しなくても先天的に持っているもの。例えば美人だとか、足が速いとか、肩が強いとか、すごい記憶力とか。これを「素質」とか「センス」というなら、それはアリです。

しかしこれらは、割とハッキリと目に見える現象ですね。謂わば誰にも結構明確にわかる事かなと。

けど「野球の素質、センス」とか「勉強の素質、センス」。これ、説明できます?

 

よく世間では、「成功の要素・割合は、素質5:努力3:運2」と言われる事があります。

これ、私も確かにそうやなと思います。

 

では、努力して後天的にそれを持ち合わせたような選手には「素質」や「センス」はないのでしょうか?

先天的に持ってるものに加えて、多くの時間をかけてそれを手に入れること。それを努力と人は言いますが、「努力する素養・素質・センス」というのもあるのではないでしょうか。

その素質を含めての「素質5」なんでよすね。

先天的に持ってるモノだけに頼る⇒努力しない⇒努力の素質はゼロです。そうするといくら上手くてもその素質の割合は、5にはなりません。

 

そして、その素質5の選手には、努力の3がついてくる。

その努力3には、運に通じる「人のつながり」に対する努力も入ってきます。つまり運の2にも、その要素は絡んでくるのです。

 

当たり前ですが、「人のやる事」なので全てに理由があり全てが絡む、と。

向上心持って少しでもいい成績を残したいとか思うならば、全人格を磨くこと。これに尽きるのです。