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タイムマシンに乗ってやって来た!

先日、商社マンだった頃の友人にバッタリ会いました。
もう私の歳くらいになると、役員になる者、管理職で終わる者、ヒラのまま定年を迎える者、等々、先はほぼ見えています。
人は、希望を失うと途端にフケてしまいますね。これは年齢に関係なくです。
中学生でも、希望を持ってない人は完全に腑抜けていますし、70歳を過ぎても希望を持ってる人はイキイキとしています。「希望」ってえらいもんやなあと思いますわ。

 

その友人は、昔のあのヤンチャした元気さはどこへ行ったの?というくらい、老け倒していました。

「どーしたん?お前らしくないやないか」と私。

「いやあ、もう定年見えてるし、これからどないやって生きようかなって、考えるんや…」

「あらま。まだ老け込む歳でもないやろ?アカンがな」「お前は気楽でエエよなあ…」

「アホ。考え方次第やぞ。おまえはもうこの歳で希望がないって思ってるかも知れんが、"自分は、タイムマシンで10年先から戻ってきた”と思うのや。本当は68歳なのに、タイムマシンで10年時間が戻って、今、58歳になった、と考えるんやがな。おまえはその68歳から見たらおそろしく可能性あるし、第一その68歳のおまえにこの現状を見せたら、恥ずかしいと思わんか⁉」

「おお!10年先から戻って来たってか。そらオモロイな。うん、そうやな、実にオモロイな!」

 

こうしてその友人とその日一日中(ほんとうに24時間!)一緒に過ごしていました。アルコール付きで(笑)

そのくらい元気になって帰っていきました。

 

でもこれ、今の中学生たちに、「10年先からタイムマシンに乗って戻って来て、今のおまえを見たらどう思う?」って聞いてみたくなりましたわ。いや、1年先でもいいでしょうね。