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なぜ自主性が大事なのか。

勉強でも野球でも、まあ言うたら何でもそうなのですが、

「自分から前向きに取り組んでやる子」と、「やらされている子(前向きに取り組まず言われてやる子)」って、同じ時間に同じ空間にいても、やってる事は全然違ったりします。

例えば「勉強をやらされてる」という意識の子は、問題のプリントをやってもやりっ放しの子が多いです。解いた問題に丸つけをして終了して、間違えた原因を省みたりはしません。そういう子はやはり伸びにくいです。

 

一方、成績が伸びる子は問題プリントをやって、できなかった問題はしっかりと解説を見てもう一度解き直しをします。解説を見てもわからないときは私や塾女さんのところに訊きに来て、納得するまでその問題と対峙し、次は間違えないようにしておくんですね。

 

つまりは、失敗(間違えたこと)をそのままにしておくか、失敗を成功につなげるか、その意識の違いですね。言われたから仕方なく問題をこなすタイプの子と、間違えもしっかり理解しようという意欲を持っている子では、半年や1年経った後に、間違いなく雲泥の差が出てきます。

 

志望校への合格はもちろんですが、ゴールはそこではありません。むしろ、その先の人生の方が圧倒的に長いので、自分なりに計画を立てて対策を練り、しっかり考えて実践できるようにならないと、高校受験までは突破できますが、その先で行き詰まってしまいます。

高校へ行くと自分で考えて自分で勉強しなきゃいけなくて、そういう習慣がついてない子はその方法を探すのがすごく大変です。

これは大人になってもそうで、仕事もすべては前向きに取り組む、という姿勢が身についていればその成果の出方は全く違ってきます。

 

勉強のやり方というのは決まっているので、あとは本人がやるかどうかです。

ポイントは「どう気づかせるか?」です。それにつきます。

「あっ、そうかこれではダメなんだ」と気づいてもらうことです。気づきがあると自分からやることが多いです。

小中学生の間は修業で、社会に出るためにいろいろ経験する時期だと私は思っていますので、小さな挫折を経験していき、自分で「気づく」ことが大事なのです。それが「このままではまずい。やろう」と思ってもらうのがコツだと思っております。

 

大手塾さんなどは実績を出すのが最大の目標ですが、当塾の目標はひとりひとりをフォローをしっかりして、志望校合格にプラスして学習への自主性も育てる、という事です。

つまりは「大人への階段を昇っていくための修業の場」である・・・と。