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見守る、という事 その①

保護者の方は、やっぱりご自身の子供ゆえ、当然ながらお子さんの事はとても気になりますよね。

至極当然の事です。

 

ただ、その気になるのは何故なのでしょう?

「この子が他の人に迷惑をかけないか」「学校でちゃんとやれるのか」等々ですか?

それとも、

「将来ちゃんと生きていけるのか」、ですか?

 

そう、どこに「お子さんが気になる」という目線を置くかによって、考え方や行動が変わってくるのですね。

先ほどの前者は近視眼的で、要は目先が心配なのですね。

後者は将来を見据えて、という感じでしょうか。

 

目先を心配すると、その子のやるひとつひとつが気になって、つい口出しや手出しをやってしまいます。「見守る」なんて事はとてもできません。この状態を「過保護」と言っても言い過ぎではないでしょう。

 

しかし将来を見据えて、となると…。大事なのは「自立ができるか」という事になるので、目先で多少失敗しても、というか失敗しながら覚えていくと自立しやすくなる、そう思えるようになるのではないでしょうか。つまり「見守り易く」なるのですね。

 

お子さんの目先ではなく、将来、具体的には高校卒業(18歳)くらいになった時に、ちゃんと精神的に自立できてるかどうか。
「可愛い子には旅をさせよ」。昔の人は良い事言ったもんですな。