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向上心は、「楽しい」と思えるから

以前に、「精神的に向上心のない者は、人間ではない」と書いたことがありますが、

では向上心とは、人間なら自然に湧いてくるものなのでしょうか?

 

私の答えは、「半分否」。

基本的に向上心は、人ならば持つものです。ただし、「それに興味を持つならば」。

興味がないと、向上しようがどうしようがどーでもいいですもんね。つまり、興味を持つかどうか=楽しいと思うのかどうか。

 

向上心は、そのやってる事が「楽しい」と感じられると、湧いて来やすくなります。

楽しいという感情は、ではどうしたら湧いてくるか。単純にチャラチャラヘラヘラが楽しい、となるなら、たとえ当初は楽しくてもおそらくあなたはすぐに飽きるでしょう。

本当に「楽しい」と、必死になっていますよ。ゲームでも何でも脇目をふらずにずーっとやってますよね。

 

学生時代、野球をやってた時がそうでした。見えない結果を手に入れる為(その結果さえ何かがわからないという感じでしたが)、とにかく必死になってる。そういう事自体が楽しい。
楽しいからまたやりたくなる。必死にやってたら悔しい思いの方がはるかに多いけど、でも少しの本当に「楽しい」と思える瞬間がある。だからそれを追い求めてまたやる。やったらまた「楽しい瞬間」がある。
たとえ死にそうにしんどくても、身体のあちこちにケガしてても、それでもやるというのは、もうその「楽しい瞬間」のため。

「楽しい」が向上心を連れてくるのです。
勉強が楽しいと思えてなかったら、せめてそれをする環境を楽しいようにする。その子が楽しめるように。
当塾は、そういう考えを基にして運営をしております。