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気がつくという事

人間だれしも、気がついた事に対し行動を起こすものです。
気がついた事、つまり「感じた事」とも言えるでしょう。

野球で例えると、
このランナー走りたそうやなと感じたら、牽制を入れたりピックオフをやったりするでしょう。でも感じなければ(気がつかなければ)、淡々とホームの方へ投げるだけになるでしょう。挙句、ランナーにドンドン走られるのであります…。
相手投手を調べつくし、こういうクセが出たらカーブ、と感じた(気づいた)としましょう。さすればカーブを狙うという行動に出るはずですね。

そう、感じたり気がついた事に対して、人間は行動を起こすのであります。
逆に、感じられなかったり気がつかなかったら、人は行動を起こしません。
桶狭間の戦いで、今川義元の2万5千の大群はたかが数百騎の織田信長軍に敗れました。織田軍が忍び寄ってるのを感じられなかったからですね。その昔は、感じられなければ、気づかなければ死んでしまうのです。
今は死ぬことはありませんが、勝つことはまずできないでしょう。勝つどころかバンバン負け続けるでありましょう。

 

問題を解くのもそうです。問題文を読むだけではなんのこっちゃ、となるような問題も、何かに気がつくとあら簡単、という事の多いこと。

要は気がつかないと問題なんて解けないのです。

勉強の時にすぐ誰かに答え方を教えて貰ってると、いざ試験の時となった際には誰もついていてくれませんから、自分で気がつけないのですね。できない子の大半はそんな感じで、知識は入れてても自分で気がつけない、考えられない、つまり答案が書けない、という子たちです。

 

気づいたり感じたりしようと思えば、まずは自主的に主体的に行動する事。それがとても大事なのですね。